サッカーの戦術結果

1チーム11人でプレーするサッカーは、個人競技とは違いゴールキーパーを含めた全員による総合的な戦術が鍵となります。チームの戦術を理解できれば、普段何気なく見ている試合や結果は違うものとなり、よりサッカーを楽しむことができます。

戦術と言っても、サッカーではさほど難しいものではありません。目指すべきは単純で、いかにして数的に有利な状況を作り出すかがポイントとなります。1対1の状況ではボールを持ち続けられるか、もしくはボールを奪われるのか、どう状況が変化するかは2人の選手の力量に依存しますが、攻撃側にもう1人の選手が加わると2対1となりパスを出すことができるため、相手にボールを奪われる確率は激減します。

一方守備側に1人加わると、2人で囲い込むか、もしくは1人がパスコースを消すことで、攻撃を抑えることに繋がります。この場合、攻守のバランスも鍵となります。90分間にわたって走ることができる選手は存在しないため、攻撃と守備にどの程度の人数をどれくらいの時間かけるかということも、重要なポイントとなります。序盤は守備を重視し、ボールを奪った時に攻撃を仕掛ければカウンターとなりますし、体力の温存にも繋がります。

チームの戦術は、攻撃時の動きやボールへの寄せ方を注意深くチェックするだけでもある程度理解できるため、ワンランク上のサッカー観戦ができるようになります。