サッカーの試合 戦術あれこれ

試合

サッカー観戦はゴールシーンが印象的ですが、もう少し視点を変えてみるとさらに面白く見ることができます。その一つが、それぞれのチームがとる戦術についてです。サッカーは11人で行うチームスポーツですので、試合で一人一人が好き勝手な行動をとっていては勝つことができません。チーム内で試合に勝つための取る戦術が必ずあります。そこで、これまでの例を少し見てみましょう。

オランダのアヤックスというチームはサッカーの革命を起こしたといえる戦術を始めたことで有名です。トータルフットボールと呼ばれ、それまでの各ポジションの選手がそのポジションの役割分担をしていた時代に、多くの選手がいろいろなポジションを交代しながらチームとしては機能し続けるという方法です。これは現在のサッカーの基本となっていますが当時としては画期的なものでした。そのほかにもイタリア代表の伝統であるカテナチオと呼ばれる守りを中心としたものや、日本でも著名な監督の一人である加茂周監督はゾーンプレスという方法で有名となりました。

残念ながら日本代表では様々な理由でうまくいきませんでしたが、日本代表でもフィリップ・トルシエ監督のおこなったフラット3はワールドカップで決勝トーナメントに進む活躍を見せたことでさらに評価を受けました。このように、チームとしての戦術を理解して分析しながら見ることで試合をさらに面白く見ることができるでしょう。